感謝されたりお叱りを受けたり、優しくされたり。
全国各地の営業スタッフの声を通して、
お客様とのさまざまなエピソードをご紹介します。
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バレーボールのおじさん
ある時、体育館の近くでアポ取りの電話をしていると、知らないおじさんに「何をしてるん?」と話しかけられました。「塗装の営業をしています」と答えてその日は終わったのですが、翌日同じ場所でまたおじさんに声をかけられました。
おじさんはその体育館でバレーボールの監督をしていること、家が近いので今度外壁を見せていただくことなどを話して別れました。そのとき塗装した場合の大まかな費用も伝えたのですが、「もう長く住まないし、そこまではお金をかけないかな」とのことでした。
3日後、知らない番号から着信があり、出てみるとバレーボールのおじさんでした。先日とは打って変わって「塗装を任せたいので来てほしい」と言うので、少し驚きました。
聞けば、あれから息子さんが家に帰ってくることが決まり、塗装をしようと決めたこと、その後も何度か仕事中の私を見かけ、一所懸命働いている姿に「任せよう」と思ったということでした。本当にうれしかったです。「仕事を一所懸命にすることは、すごく良いことやから、ぜひがんばって続けてください」とのことでした。
今でもその言葉を思い出しては、仕事に励んでいます。




