コンクリート打ちっ放しの特徴
コンクリート表面に塗装やタイルを施さないことにより、本来は無機質なはずの灰色壁に
重厚感が生まれ、石材のような質感が深みのある情緒をもたらします。
高級感のあるオシャレな外壁としてビルやオフィス、その他特別な建造物などに多く用いられます。
コンクリートの劣化
汚れ・変色
コンクリートは水分を吸収しやすい特徴があり、空気中の湿気も含んでしまいます。その結果、湿気が溜まり続けることでカビが繁殖し黒く変色してしまいます。
カビだけでなく、藻やツタが繁殖し緑色に覆われてしまったり、汚れを含んだ(排気ガス等)水分が付着し、そのまま汚れとして残る事もあります。
また、コンクリート内のカルシウムが水分とともに流れ出てきて蒸発し、エフロレッセンスと呼ばれる白い汚れとして残る場合もあります。
ヒビ割れ
コンクリートは必ずと言っていいほどヒビ割れが発生します。ヘアクラックと呼ばれる細いヒビ割れから、左官工事が必要な太く深いヒビ割れもあります。
太いヒビ割れの場合、雨水等が侵入し中にある鉄筋が錆びてしまう危険性があります。
また、コンクリート(アルカリ性)は二酸化炭素に触れると中性化(アルカリ+酸性)される特徴がありますが、中性化されると鉄筋の保護膜が壊れてしまい、鉄筋の錆びが始まるケースもあります。
いずれにしても、鉄筋は錆びると鉄筋自体が膨張し爆裂現象という躯体欠落の原因となってしまいます。
コンクリート壁はサイディングボードなどの通常の壁材とは違い、
その質感に 『価値』 を感じられるのが最大の特徴です。
通常のエナメル塗装は可能ですが、それではせっかくの風合いが失われてしまう。
そこでオンテックスではコンクリートの特徴を最大限に活かしつつ、
酸性雨や中性化等のさまざまな劣化要因から構造物を保護する再生技術を開発しました。
それが、オンテックスの ORC (OntexRestoreConcrete) 工法 です。
作業工程
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高圧洗浄
蓄積されたコケやカビ、元々の汚れを高圧洗浄機でしっかり洗い流します。
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下地補修および平滑処理
仕上がりを良くする為に入念な準備を行います。
オンテックスの高度な技術
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左官しごき
傷みの激しい素地はそのまま塗装をしても、塗料が吸い込まれてしまうため、ペースト状のモルタルを全体的に塗布します。
下地がしっかり直ってないと様々な美観処理は意味がなくなってしまうほど、重要な工程となります。 -
素地研磨
しごき後の表層面を整える作業です。
この工程により今後の仕上がり感が変わります。 -
セパ穴復旧
セパ穴はコンクリート外壁の独特な特徴となりますが、この穴をキレイに復旧することによりデザイン性が高いコンクリート外壁に生まれ変わります。
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型枠目地造形
型枠目地も上記セパ穴と同様にコンクリート外壁の独特な特徴となりますが、念入りな補修をすればするほど、目地が埋まってしまい見えなくなってしまうため、そこも抜かりなく再生していきます。
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素地清掃
補修に伴い発生する粉塵などを、清掃や洗浄により再度取り除きます。
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クリアプライマー塗装
素地と上塗り塗料の密着を良くするため、コンクリート壁専用の下地調整材を塗布します。
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造膜疎水材中塗り塗装
半透明のカラー塗料を塗装し、撥水効果を持たせ劣化および中性化を防ぎます。
ホワイトやグレーなどお好みの色を選択いただけます。 -
エイジングペイント加工
特許を取得した弊社の特殊工具等を用いて、通常では難しいとされる
コンクリート本来の風合いを生み出す特殊加工を施します。柄についてはお好みの
量を選択いただけます。-
テクスチャー(濃い目)
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テクスチャー(薄い目)
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テクスチャー(なし)
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造膜疎水材上塗り塗装
中塗りで選択いただいた色で、再度塗装を行うことでテクスチャーを保護しながら表面劣化を防ぎます。
デザインや劣化度合によって適切な処置をすることが大切なので全ての工程を必要としない場合もあります。
施工事例
東京都目黒区 小和田様邸
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